手汗はあまり気にしない方が良いといわれています。 [手汗対策]
「手に汗握る」という言い方があるように、緊張や興奮をしているときは手汗が出るといわれます。
これは、「精神性発汗」による汗で、手のひらや足の裏など局部的にみられるのが特徴とされています。
通常、精神性発汗は気持ちが落ち着けば自然にひいていくものですが、いつまでも手汗がおさまらなかったり、したたり落ちるほど異常にかいたりする場合は、発汗を促している交感神経が過剰に働きすぎている可能性があると言われています。
自律神経には、活動的なときに優位になる交感神経と、リラックスしているときに優位になる副交感神経があります。それぞれがアクセルとブレーキのように正反対の役割を担っており、バランスよく働くことで体を調整しているのです。
このうち、発汗を促しているのは交感神経です。
交感神経は、緊張や興奮、ストレスなどによって刺激されてしまいます。そのため、手汗を気にしたり早く汗をとめようと焦ると、交感神経への刺激はさらに強まり、余計に汗をかくという悪循環に陥ってしまいます。手汗を抑えるためには交感神経を鎮める必要があるため、手汗のことをあまり気にせず、リラックスすることが大切です。